宇宙にいちばん近い夜
サミュエルは村の天文台に出入りする少年です。
ある夜、天文台から家に帰るときに、不思議な体験をします。
「この〈銀河宇宙の天文台〉で、おまえの見果てぬ夢をかなえてあげよう」
そう、老人は云いました。
サミュエルが〈銀河宇宙の天文台〉で体験したもの――
それは、異世界の様々な人々との巡り逢いです。
――異世界の文明論、歴史論、人類論、生命論、自然科学論を童話風にアレンジしたファンタジー小説。(1990年冬、執筆)
1 村の少年
2 銀河宇宙の天文台
3 水の惑星
4 北欧風の少女
5 若い貴族
6 青年将校
7 アグダヤ
8 朝
あとがき(2004年8月、記)