2024/4/32

 また遅れちまった。

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 今日は、もう5月2日なんだが――

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 一応、まだ4月中ってことで――

「4月32日」として処理させてくれ。

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 今回は、なんで遅れたかって云うと――

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 例の絵描きの仕事が遅れたからじゃ。

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 そうなのじゃ。

 京子さん――

 性懲りもなく、まだエログロ漫画を描いておるのじゃ。

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 (なんか、このキャラ、疲れた)

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 (いつものキャラに戻ろう)

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 まあ――

 エログロ漫画のお仕事は、ほとんど惰性になっちゃってるんですがね。

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 そりゃ、惰性にもなりますよ。

 今年で49ですからね、私も――

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 寄る年波には勝てませんわ。

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 最近では――

 内なる性衝動に突き動かされて狂ったように描く――

 ってことは、ほとんどなくなってて――

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「ほとんどなくなってて――」ってことは、「たまにはあるのか」って話なんですが――(w

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 まぁ、それは置いといて――

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 置いといたのを戻して――

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 いや――

 内なる性衝動かどうかはわかりませんが――(w

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 何かに憑かれて狂ったように描くことは、今でも、たまにはあります。

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 やっぱ、知りたいんだよね――アラビアのロレンス的な心理の正体を――

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 ええ〜。

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 これだけじゃ、なんのことか、さっぱりわからないと思いますので――

 ちょっと説明を加えますと――

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「アラビアのロレンス」って云うのは、有名な映画のタイトルです。

 1962年にイギリス・アメリカで公開されてます。

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 どういう映画かって云うと――

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 20世紀の初め頃――

 イギリスの若い男性将校のロレンスが、オスマン帝国に対するアラブの独立戦争を助ける話です。

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 が――

 もとより、当時のイギリスは、三枚舌外交でチョー悪名だかい大英帝国イギリス――

 軍の上層部は、アラブの独立なんて、ハナから、どうでもよくて――

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 とにかく、アラブが力をつけてオスマン帝国を困らせてくれれば、それでよい。

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 ロレンスは、アラブ側に肩入れをし、見事、独立を勝ち取らせるのですが――

 その後、軍の上層部によって、体よくハシゴを外されます。

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 若きアラビアのロレンス、栄光と挫折の日々――

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 こんなふうに書いてくと、何だかとってもお行儀のよい近代史映画になわけですが――

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 この映画の隠れた見所は、超変化球の濡れ場――

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 男色風の拷問シーン――

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 ロレンスがオスマン帝国の将軍に捕まって服を脱がされ……

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 ダイレクトな描写はなくて、暗示的な描写だけなんですが――

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 なんで近代史映画なのに、こんなシーンが挿入されてるのかって云うと――

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 実は映画『アラビアのロレンス』は実話を基にしてて――

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 主人公のロレンスには、モデルの人物がいるのです。

 考古学者で軍人って云う変わり種――名前はトーマス・エドワード・ロレンス――

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 この人が、自伝の中で、こんなことを云ってるらしい。

 ――敵に捉えられ、拷問を受けた。快感だった。以来わざわざ人を雇ってムチで打たせている。

 もちろん、原文は英語(たぶん)です――この日本語(↑)は京子さんの想像――(w

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 他にも、例えば、こんなことを云ってるらしい。

 ――私は帝国の将軍に捉えられ、縛り上げられ、裸にされ、犯された。

 もちろん、これも京子さんの想像――(w

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 こうした一連のトーマス・エドワード・ロレンスの告白を、どう捉えるかが問題なんですよ。

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 もちろん――

 21世紀的な文脈で普通に考えれば、

 ――性加害の告発

 なわけですが――

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 今から100年も前――第1次世界大戦の頃――のことですからね。

 ちょっと、そんなふうには受け取りにくい。

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 しかも、ややこしいことに――

 このトーマス・エドワード・ロレンスって云うお兄さん――

 けっこうな虚言癖があったらしくて――

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 ……

 ムチで打たれて快感云々の話は、ともかくとして――

 裸にされて犯された云々の話は、ちょっと怪しいらしい。

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 ……

 ……

 問題は――

 仮に、これが嘘だとして――

 なんで、わざわざ「裸にされて犯された」って、自分にとって屈辱になるような嘘をついたのかってこと――

 ……

 ……

 逆に――

 仮に、これがホントだったとして――

 なんで、わざわざ「ムチで打たれて快感」って、自分の恥辱になるようなホントを晒したのかってこと――

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 ……

 どっちに転んでも、簡単には説明できないんですよね。

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 ……

 この説明を試みるべく――

 京子さんは、48歳になった今でも、せっせとエログロ漫画を描いてます。

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 ……

 まあ、やっぱり――

 他とは違う感受性って話なんだと思います。

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 ……

 屈辱や恥辱は、普通の人々にとってはイヤなことですが――

 ある種の人たちにとっては悦びである、と――

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 ……

 こう書くと勘違いされる方がいるので――

 ちゃんと云っときますと――

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 ……

 21世紀の今日――

 世の中に対して、ご自分への性加害の告発をされてる人たちも――

 それをイヤなこととは思ってないんだろう――

 なんてことは、ゼンゼン思ってませんからね。

 ……

 ……

 性加害の告発をされてる人たちは、皆さん、おつらそうです。

 おつらそうなので、普通にイヤなことと思っていらっしゃるのだと思います。

 ……

 ……

 でも、アラビアのロレンスは、どうだったのか。

 屈辱や恥辱を悦びに変え、エナジーに変えては、いなかったのか。

 変えていなかったのなら、なんで、そんな誤解が生まれるような言説を残してしまったのか。

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 京子さんのゲスの勘繰りは続きます(w




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