2024/1/31
今年も、よろしく、お願いしますね。
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なんだか――
とんでもない年始でした。
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元日、能登の方で大きな地震があって――
次の日は、羽田で飛行機が燃え、殉職された方々も出て――
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これ以上ないくらい最悪の雰囲気のお正月になったと思います。
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元気なくなりましたね。
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まあ、そんなこと云ってても、しょうがないんですが……。
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このニュースとは別に――
私的に、けっこうキツかったのは――
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一昨日くらいに飛び込んできた漫画家の方のニュースでした。
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ご自分の作品が去年テレビ・ドラマ化されて――
その時、ドラマ制作サイドと色々あったようで――
それが直接の原因かはわかりませんが――
どうやら、そのときのことを色々と苦にされて亡くなったらしいこと――
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いやぁ。
これは難しいなぁ。
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まあ、私は、一応、マンガらしきものを描いてますけれど――
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当然、自分の作品がテレビ・ドラマ化なんかされたことはないわけで――
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そういう意味では――
その漫画家の方のお気持ちは、まったく憶測でしか云えないわけで――
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――おツラかったんだろうなぁ。
とか、
――苦しまれたんだろうなぁ。
とかってコメントするのも、なんだか、おこがましいような気がしてるんですが――
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でも――
その漫画家の方と私が、同じ性で、ほぼ同世代っていうのが――
なんだか、すごく堪えたんですよね。
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（ええ？ 亡くなったの？）
って――……
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もう少し、なんとかならなかったのかなぁって思う反面――
これも人の世なんだよなぁって思う自分もいたりして――
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ちょっと、うまく云えないけれど、とってもモヤモヤした気持ちになりましたし――
今も、なっています。
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以前から、ここのサイトをご覧の方は――
ある程度ご存じかと思いますが――
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私は、自分の作品で、
――性と死
っていうのを隠れたテーマに据えていまして――
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――性と死
って云うのはですね――
思いっきり簡単に云うと――
――生殖行為や生殖欲求に垣間見る死への誘惑ないし憧憬
ってヤツですよ。
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もちろん、こんなテーマが作品の前面に出すぎちゃうと――
賢しげなお勉強マンガになっちゃうから――
決して前面には出しませんけれど――
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あくまでもフィクションのお約束として――
まあ、その筋の嗜好の殿方に主に楽しんで頂けるような作品を目指して――
ここ30年くらい、京子さんはエログロ漫画を描いてきてるわけですけれども――
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こういう、
――性と死
みたいなテーマって、
――生と死
がガチでメイン・テーマになってる時は――
急に力を失うって云うか……。
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だって、
――いかに生きるか。
ってことを真剣に考えるときは――
ふつう、
――性と死
なんてことを――
人は考えないでしょ？
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その証拠に――
ふだん、こんなにエログロ好きの私だって、
――いかに生きるか。
ってことで真剣に悩んでるときには、
――性と死
なんて、今は、とりあえず、どうでもいいや――
って思いますからね！
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結局、
――性と死
って、
――いかに生きるか。
ってことを考える必要がないときにこそ、威力を発揮するんであって――
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やっぱ、
――性と死
は、
――生と死
には勝てないっていうか……。
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まあ、こう云うと、ダジャレみたいになっちゃうんですが――
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もう少し簡単に云えば――
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これって、要は――
私たちエログロを生業にしてる者たちのアイデンティティ・クライシスなわけですよ。
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あんた、この30年間、いったい何を描いてんのさって――
自分で自分を問い詰めたくなる。
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まあ、しょうがないですね。
これも人生ですよね――たぶん。
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そう云えば――
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この前、自分の肌が、なぜか、ちょっぴり奇麗になってきたって思ってたら――
たんに老眼が進んでて、細かい肌理がわからなくなってただけだったってことがわかった（ｗ
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……
これも、また人生ですよね――たぶん（ｗ
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なんのこっちゃ（ｗ