2023/11/30
前回の『京子さん日記』で、私は――
「これでもか！」って感じで、自分の性癖を吐露してしまいましたが……（苦ｗ
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（別に、あそこまで赤裸々に書く必要、なかったんじゃね？）
って、あの後、真剣に思ったんですよね。
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それで――
なんとなく、その後、自分の少女時代の暗黒歴史なんかを――
色々と思い返してみたりしたわけなんですが――
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そんなアンニュイな振り返りの中で――
一つ強烈に思い出したことがあって――
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それは――
なんで少女時代の京子さんが、やられウルトラマンに痴れ狂っていたかって疑問――
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私、当時から、あれだけ、やられヒロインに憧れてて――
やられヒーローには、ちっとも心が動かなかったにもかかわらず――
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なぜか、やられウルトラマンにだけは、めちゃくちゃ感情移入してたのを思い出した。
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……
これって、おかしいよね。
ウルトラマンって（ごく一部の例外キャラを除き）ヒロインじゃないのよ。
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なにせ「ウルトラ マン 」って云うくらいだから――
あきらかに、あれはヒーローだよ。
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でも――
なぜか、少女時代の京子さんは、やられウルトラマンにマゾ心を震わせておりました。
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ひょっとして、私が性的欲求に目覚めたのは、やられウルトラマンがキッカケだったかもしんない（ｗ
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いちばん強烈だったのは――
『帰ってきたウルトラマン』での逆さ磔――あるいは、逆さＸ字拘束――であります。
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まあ――
私（1975年生まれ）より一回り上の世代の方なら（その種のケがあれば）よくおわかりのシーンだと思います。
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あのとき帰ってきたウルトラマン――
たしか２体の怪獣にハサまれて――
今で云うところのリョナの恥辱に遭い――
赤いお尻を薄暗い夕空へ向けて投げ倒される。
そのお尻のスレンダーな膨らみ具合に艶（つや）があって、何とも云えず、色っぽかった！
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そして――
うつぶせに倒され、動かなくなったウルトラマン――
その体が――
悪の異星人が操作する宇宙船みたいな輸送機（２機）によって釣り上げられる。
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そして――
地球の上空を周回されて――
その屈辱の姿を地球人たちに晒されるんですが――
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……
そのとき――
なぜか、帰ってきたウルトラマンの両足が――
大股開きなんですよね。
（ええ？ なんで、あんな恥ずかしいカッコを？）
って――
私、当時それを夕方の再放送か何かで観て、脳天に電気が走りましたわ。
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……
んでもって――
大股開きを強要されてるウルトラマン――
悪の異星人の母星に連れて行かれ――
そこで逆さ磔――逆さＸ字拘束――にされるんです。
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……
いやあ、これのどこが子ども向けなんだって云うくらい、むちゃくちゃ淫靡なシーンでございます。
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……
ちなみに――
これは、実は最近、知ったことなんですが――
Ｘ字拘束の磔のシーンが次に控えていたからこそ――
帰ってきたウルトラマンは、無残にも大股開きを強要されてたみたいです。
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……
逆さＸ字拘束のまま、悪の異星人の母星に下ろされるウルトラマン――
そのときのシーンで使った人形（おそらく）を――
晒しモノ連行のシーンに転用したんですって――
だから大股開きだったんです――だって、Ｘ字拘束されてる人形の転用ですからね。
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実は、脚本の段階では、首つり連行だったんだそうですよ。
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……
さすがにお茶の間に首つりはダメだろう――ってことで――
Ｘ字拘束の転用になったようですよ。
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……
まあ、首つりだと、ちょっと晒されてる感が弱くなって、エロさも半減するから――
ある意味、当然といえば、当然なんですが――
……
……
毎週の放映時間に追われてヒイヒイ云ってたはずなのに――
それに、ちゃんと気づけるって云う当時の制作陣の慧眼には恐れ入りますわ。
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それで、あの大股開きだもんね。
もう、すごいわ――降参（ｗ
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……
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別に『帰ってきたウルトラマン』に限ったことじゃないんですが――
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ウルトラマンって、観音様みたいな色気があるんだよね。
男女の性別を超越しつつも内包している観世音菩薩様――
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……
昔、たしか西村寿行先生のエロティック・バイオレンス小説で、平安時代の盗賊の男が貴族の屋敷に押し入って姫君を犯すシーンがあって――
そのとき、その盗賊の男には自分が犯してる姫君が観音様に見えた――みたいな記述があったやに記憶してるんですが――（記憶チガいかもしれない
……
……
そんな感じですよ。
……
……
つまり――
帰ってきたウルトラマンの凌辱シーンは、西村先生の観音様の強姦シーンに匹敵する背徳感なんです。
……
……
そんな ウルトラマン ＝ 観音様 のリョナ羞恥シーンに酔い痴れてしまった少女時代の私は――
今、アラフィー腐女子でエログロ漫画を描いています（ｗ
……
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……
……
そういう目でウルトラマンの体をみてみると――
たしかに、男性的な線もあるんだけど――
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でも、ほのかに女性的なんですよね。
それこそ、観音像にもみえるような柔らかそうな体の線――
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……
少なくとも、アメコミとかに出てくる筋骨隆々の線ではない――
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……
いちばんオッキイのは、おチンチンがないこと――
……
……
それどころか――
ときどき、
（え？ ウルトラマンの陰部に縦スジ、入ってね？）
って云うシーンが、あったりする。
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もちろん、着ぐるみのラバーのシワの加減で、たまたま、そうみえるだけなんでしょうけど――
……
……
ありゃエロい。
女体化の一つもしたくなるというもの――なんて淫靡なウルトラマンの体つき！
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……
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……
そのケのある人は、よくご存じと思いますが――
ウルトラマンの女体化って――
アダルト・コンテンツじゃあ、すっかり定番ネタなんですよ。
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……
けど――
女体化しすぎると、なんか色気が失われるんですよね。
ウルトラマンの体がもってる、あのマゾ艶エロい感じが、なくなっちゃう。
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やっぱり、ウルトラマンは観音様なんですよ。
男女の性別を超越しつつも内包している観世音菩薩様の輝き――
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……
筋骨隆々のアメコミヒーローとは、そこが違うんです。
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だから、京子さんでも感情移入できてしまう（ｗ
……
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やられヒロインに憧れてた京子さんが、なんで、やられウルトラマンにも憧れたのか――
これで謎は解けましたね♪
めでたし、めだたし――