2016/10/31
皆さま――
こんばんは。
ちょうど今月で1歳になった乳飲み子を抱えてる京子さんです。
まだ乳飲み子です。
卒乳 or 断乳を、どうしようか――
最近、ちょっと悩んでおります。
……
……
そんなこんなで――
何かと世情にウトくなってる京子さんではありますが――
……
……
先週の野球の日本シリーズだけは――
がんばってフォローしてましたよ。
……
……
乳飲み子の世話をしながら――
それでも野球をみるって――
やっぱ私――
野球が好きなんですね。
……
……
思わぬ形で再発見してしまった。
……
……
……
……
が――
今年の日本シリーズは――
まあ――
それなりに盛り上がったとは思いますが――
……
……
でも――
……
……
京子さん的には――
……
……
……
……
なんだかな〜
って感じでした。
……
……
不完全燃焼っていうか――
肩すかしをくらったっていうか――
……
……
……
……
けど――
世間じゃ、カープ女子の影響なのか――
すごく評判がよかったんですって? 今年の日本シリーズ――
……
……
……
……
たしかに、ドラマチックな展開ではあったけれど――
……
……
でも――
なんとなく大雑把というか――
大味すぎる展開というか――
……
……
両リームとも、全体的に試合運びが雑っぽかった。
……
……
……
……
そう思ったのは――
たぶん私だけじゃないでしょ。
……
……
そういや――
マル太くんが、珍しく『道草日記』で、あからさまに日本シリーズのことを書いてましたが――
今年の日本シリーズ――
やっぱ、勝敗を分けたのは――
マル太くんも云うように――
第3戦の8回裏――
日ハムの逆転劇でしょう。
……
……
ツーアウト・ランナー1・2塁で――
広島が 2対1 でリード――
ピッチャー・ジャクソン、バッター中田の場面――
外野は深めの守備――
バッター中田は、カウント 2-0 からレフトにライナー性の打球――
レフト松山が前に突っ込んでボールを後逸――
スタートを切っていた2塁ランナーはもちろん、1塁ランナーも生還して――
広島は、日ハムに逆転を許したのであります。
……
……
この場面――
ふつう外野は守備を浅めにします。
……
……
試合は終盤――
リードは1点――
ヒット1本で2塁ランナーがホームに帰ったら、同点になっちゃう。
それを防ぐために――
外野は前進守備を敷くのがセオリーなんです。
が――
……
……
この時の広島は、あえて深めの守備でした。2塁ランナーは返してもよいが、1塁ランナーはゼッタイ返さない――
そういう方針だったと思われます。
……
……
こういう守り方――
ふつうは試合の序盤で使います。
まだ試合が始まったばかりなら、この後いくらでも点が取れっかもしれんから――
まあ、1点くらいやっちゃおうぜっ! っていう発想です。
が――
試合が終わりかけてる8回の裏とかで使うのは――
かなり思い切った策でして――
……
……
まあ、マル太くんが云うように――
これは、たしかに奇策なわけですが――
でも――
本当の問題は、そこにはなくて――
……
……
広島は、そういう奇策を、チームとして、あえて採ったにもかかわらず――
レフトの松山選手は、なぜか無理にライナー性の当たりを捕球しようとして――
後ろにボールを逸らしてしまったんですね。
……
……
え? なんで? と――
……
……
それなら――
最初から前進守備でしょ、と――
……
……
わざわざ深めに守ってんだから――
無理にライナー性の当たりをとりに行くんじゃなくて――
ワンバウンドでいいから確実に捕球して――
1塁ランナーだけは絶対ホームに帰さない――つまり、逆転を許さない――
それが――
あの時の松山選手に課せられた使命だったはずなんです。
が――
……
……
なぜか、それが徹底されなかった。……
……
もちろん――
松山選手個人の責任を追及したいんじゃなくて――
チームとしての方針が不徹底だったらしいってこと――
事前の打ち合わせが足りてなかった――
ってことだと思います。
……
……
……
……
その後、広島は9回表に粘って――
いったんは同点に追いつくんですが――
……
……
でも――
勝負の流れは変わらない――
……
……
延長10回の裏に、日ハムのエースにしてクリーンナップの二刀流・大谷選手にサヨナラ打を浴びて――
広島は、第3戦を落とします。
……
……
……
……
ま――
ハッキシ云って――
結果論ですが――
……
……
この落とし方が――
いかにもマズかったよね〜、広島は――
……
……
よく考えてみたら――
あの第3戦の8回の裏――
もし、広島がセオリー通り、浅めに守ってたら――
中田選手の打球はレフト・ライナーでアウトになってたかもしんないわけで――
仮に、レフト・オーバーで長打になってたとしても――
結果は同じだったわけで――
もちろん――
とっておきの奇策が裏目に出るわけだから、
――ありゃりゃりゃりゃ〜。
とはなってたと思うけど――
そういうのは、勝負事の世界では、よくあることだから――
少なくともプロの野球選手たちしてみれば――
別に、どうってことはないわけで――
……
……
あるいは――
もし、奇策通り、深めに守ってて――
もくろみ通り、レフト前ヒットとかにしておけば――
同点にはなってたけれど、逆転はされなかったわけで――
ってことは――
9回表の広島の同点打は、勝ち越し打になってた可能性もあるわけで――
……
……
けれども――
あの日あの時――
実際に起こったことは――
セオリーに反して深めに守ってたのに――
なぜか、セオリーに沿って浅めに守ってるときと同じことをやろうとしたっていう、ナゾの失敗――
そして――
同点はおろか、逆転を許してしまったという……ね。
大きなミスが二つ重なってしまいました。
……
……
こんな悪い負け方はないよ。
……
……
そりゃ意気消沈もするって――
――なにやってんの? オレたち……。
みたいな――
……
……
結局――
このときのヤな感じを最後まで引きずった広島ナインが――
その後の試合で、1勝もできずに――
むなしく敗れ去ったわけですが――
……
……
……
……
ちなみに――
あの日あの時、マウンドで投げてたジャクソン投手は――
この最悪の失点パターンに、すっかり気落ちしちゃったのか――
その後、3試合に登板して――
うち2試合で得点を許し――
はからずも日ハムの日本一に貢献してしまってます。
……
……
でも――
ジャクソン投手は責められないよね。
あんな形で逆転されたら――
そりゃ、誰だって、おかしくなる。
いくらレギュラーシーズンで抜群の安定感を誇っていたからって――
やっぱ人間だもの――
……
……
だから――
よほど絶好調でない限りは――
ジャクソン当初は、もう登板させないほうがよかった。
なのに――
その後、3試合も投げさせた。
これもミスといえば、ミス――
……
……
広島は、まるで、
――日ハムさま、どうぞ勝って日本一におなり下さい。
って云ってるかのような試合運びを――
してしまったのでした。
……
……
じゃあ――
日ハムは、隙のない試合運びをしてたかというと――
そうでもなくて――
……
……
広島に負けず劣らず、ミスをやっている――
広島に連勝された第1戦&第2戦は、もちろんのこと――
ボロ勝ちした第6戦にしても――
試合の序盤では、けっこうミスをやらかしていた。
――広島さま、どうぞ勝って日本一におなり下さい。
って云ってるかのような試合運び――(w
……
……
日ハムの日本一が決した第6戦の終了後――
日ハムの栗山監督が、
――日本一になったっていう実感がない。
みたいなことをおっしゃってましたが――
……
……
(そりゃそうだろうな、あんなにミスしてたのに、勝っちゃったんだから……)
って思いましたもん。
……
……
……
……
勝負は、ミスをしたほうが負けるんですね。
相手がミスしても――
自分たちが、もっと多くのミスすれば――
自分たちが、負ける。
……
……
それを見事に実証してくれたのが――
今年の日本シリーズだったと、京子さんは思ってます。
……
……
ドラマチックで大雑把っていうのは――
そういうことです。
……
……
……
……
なので――
京子さん的には、かなり物足りない日本シリーズだったんです。
……
……
まるで、前戯でモタモタされてるうちに――
相手が、さっさと寝ちまいやがったぁ!?
みたいな……(w
……
……
え?
もう終わり?
もっと楽しませてよぉ、も〜。
みたいな……(w
……
……
……
……
(ナゾの沈黙) w
……
……
……
……
が――
まあ――
お茶の間で小せがれをダッコorオンブしながらの野球中継は――
それなりに楽しかったぜ。
いつか、この小せがれと野球談議をしながら――
日本シリーズみてみたいと思いますた。
おしまい。