2016/5/31

 この前――
 うちの小せがれと一緒に、Eテレの『にほんごであそぼ』をみていたら――

 いきなり、アルトゥール・ランボーの『永遠』の出だしが流れてきて、ビックリ――

「なぜに、ランボー?」
 と――

 ……

 ……

 だって――
 ランボーって云ったら、フランス語ですよ、フランス語。

『にほんごであそぼ』なのに、フランス語とは、これいかに……!

 註:アルトゥール・ランボー…19世紀フランスの詩人。『永遠』は代表作の1つ。

 ……

 ……

 まあ――

 そういうありがちな突っ込みは、さておいて――(苦w

 ……

 ……

 ……

 ……

 ランボーの『永遠』の出だしを原文で書くと――
 こんな感じです。

  Elle est retrouvee,
  Quoi? ― L'Eternite.
  C'est la mer allee.
  Avec le soleil.

    (文字化け防止のため、一部 不正確)

 これが、詩の最後にもう1回、繰り返されます。

 んでもって――
 この部分の日本語訳が、『にほんごであそぼ』で何種類か紹介されてて――例えば、小林秀雄とか、堀口大學とか、中原中也とかの訳――

 だから――
 たぶん、番組の制作サイドとしては、

 ――外国語の翻訳文というのは、それを日本語に翻訳した人によって、みんな違うものなんだよ。

 ってことを子供らに教えるのが主な目的だったと思われます。

 要は、

 ――みんなちがって、みんないい by 金子みすゞ

 ってことですな。

 ……

 ……

 たしかに、翻訳ってのは、みんな違っててもいいわけで――

 だから――
 京子さんも考えてみた――京子さん流の『永遠』の日本語訳。

 京子さん、こうみえても、大学時代の第二外国語は仏文ですたのよ、おほほほ……(不敵w

 ……

 ……

 と云うわけで――

 ……

 ……

 ……

 ……

 ランボーの『永遠』の出だしの部分の京子さん訳:

 【上品バージョン】

   また、みつけた。
   何を? 永遠を。
   海がいってしまった。
   太陽に貫かれて。

 【下品バージョン】

   また、みつけたぜ。
   永遠ってやつを。
   海が、いっちまった。
   太陽に犯(や)られてよ。

 ……

 ……

 ……

 ……

 原文の構造から離れて――
 もう少し自由に翻訳すると、こんな感じ。

 【上品バージョン】

   みて! あれも永遠。
   海が太陽に犯されている!

 【下品バージョン】

   みろ、あれも永遠だ。
   海が太陽に犯(や)られてら!

 ……

 ……

 ……

 ……

 ええ〜。

 本サイトの日本語を解する全世界のフランス文学者・フランス文学愛好家の皆さま――
 まことに、あいすみませぬ。

 この浅学非才なる日本人腐女子の京子さん――
 はなはだ僭越にも、無粋きわまりなく、かの有名な詩人アルトゥール・ランボーの翻訳を試みました。

 そして今は、ただただ、おのれの文才の無さと品性の無さとに深く恥じ入っております。
 どうか、温かいお許しの言葉を、皆さまに、こいねがう次第にございます。

 ……

 ……

 どうか、どうか――
 ひらに、ご容赦を〜〜。  orz

 ……

 ……

 ……

 ……

 ……

 ……

 って云うか――

 やっぱ、京子さんが、おかしいのかな。

 ランボーの『永遠』って、こんな感じの詩じゃないの?

 「永遠」って――
 ふつうに考えたら――
 セックスしてるときのエクスタシーのことだよね?

 ……

 ……

 ……

 ……

 え? 違う?

 んなわきゃない?

 ……

 ……

 ……

 ……

 ……

 ……

 そっか〜。

 違うか〜。

 ……

 ……

 フランス文学って、難しい――

 私には、ようわからん。

 ……

 ……

 ……

 ……

 ……

 ふ〜。




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(太陽に貫かれたら、「そりゃ 熱いわな〜」と思う京子さんに愛の手を〜)

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