2016/3/31
せがれが、だんだんテレビに関心を示すようになったので――
最近――
NHK教育の幼児向け番組をよくみております。
今は「NHK教育」って云わないんですって？ 「Eテレ」って云うの？
なんか、軽い云い方だな〜。
……
……
まあ、どっちでもいいよ（ｗ
……
……
とにかく――
そうやってNHK教育の幼児向け番組をみていたら――
なんか面白い番組をみつけて――『にほんごであそぼ』ってやつ――
日本語を母国語とする子ども向けの番組で――
平日の朝10分間の帯番組なんですが――
けっこう難しい日本語の云い回しとかを、面白おかしく扱っている――
例えば――
歌舞伎の演目『桜門五三桐（さんもんごさんのきり）』の有名な一節――
絶景かな、絶景かな
春の宵は値千両とは、小せえ、小せえ
とか――
江戸時代の大名・上杉鷹山の有名な言葉、
為せば成る
為さねば成らぬ何ごとも
成らぬは人の為さぬなりけり
を文楽のように紹介するとか――
……
……
これって――
大人がみてても、ためになるし――
娯楽としても十分に面白いんすよ。
（へえ〜。これが原典だったのね〜）
とか、
（ああ、そういう意味だったんだ〜）
とか――
……
……
と云うわけで――
すっかりハマった京子さん――
今じゃ、あきらかに、せがれよりも夢中になってるし……（ｗ
とくにお気に入りは、うなりやベベンさんの三味線ひき語り――
古典の『平家物語』の冒頭の一節とか、夏目漱石の『草枕』の冒頭の一節とかを――
ちょっとロック風に味つけして唄い踊ってるのがチャーミング――
（わお！ 私、ベベンさんのファンになっちゃった〜）
って思ってたら――
なんと――
ベベンさんを演じていらした浪曲師の方――国本武春さんと名乗っていらしたそうですが――
去年の12月に亡くなっていた……！
（ええ〜？ マジで！ 京子さん、超ショックなんだけど……！）
ってな具合です。
脳卒中後の呼吸不全だったそうですよ。
おいたわしや……。
……
……
合掌――
……
……
しかし、NHKもご遺族も、英断ですな〜。
国本さんは亡くなったのに、ベベンさんは出演し続ける――もちろん、VTRのみの出演ではありますが……。
おそらくは、生前の御遺志を十分に推しはかってのことでありましょう。
NHK、曰く、
うなりやベベンさんは、浪曲師・国本武春の一番弟子なので――
国本さんが亡くなったあとも、その御遺志を引き継ぎ――
日本の子どもたちのために、日本語の魅力を伝え続ける――
とのこと――
カッコいいよね、ベベンさんも、国本さんも――
……
……
……
……
ちなみに――
あのサンキっちゃんも――
この『にほんごであそぼ』にはハマってるらしく――
……
……
先週――
私のところにメールが来ました。
ちーむ・をとめ座の新曲、どう思う？
……
……
いっさいの事前説明なしに、いきなり「ちーむ・をとめ座」を持ち出すあたり――
彼も、かなりのハマり具合と思われます。
ちょうど、うちのせがれと同じくらいの時期に――
サンキっちゃんのとこにも子どもが生まれまして――
そんなこんなで――
実は、この２か月くらい――
サンキっちゃんとは、なにかと育児のことでメールのやりとりをしております。
で――
その「ちーむ・をとめ座」って云うのは、『にほんごであそぼ』に出演する子役の女の子たち４人が結成したアイドル・グループのことで――
これが、けっこう、いいんだなぁ――唄も、踊りも――
まあ――
女の子たちの年齢も若い（小学生くらい）ということもあって――
当代を席巻してるAKBなにがしとか、ももいろクローバーなにがしとかのパフォーマンスには――
もちろん、遠くおよばないわけですが――
でも――
いいよね。
とっても今風で――
……
……
サンキっちゃんのところは、女の子なんで――
いつも『にほんごであそぼ』の“ちーむ・をとめ座”が出てくると――
一緒になって、体を揺らしたり、「あ〜あ〜、う〜う〜」云ってるみたいです――想像しただけで、かわいい〜。
うちは、せがれだからか――
なかなか、そういうノリにはなりませんが――
でも、毎回、
ほへ〜。
って顔して、じっと画面をみております。
……
……
は！
もしかして――
早くもパンチラとか期待しながらみてるんじゃあるまいな、わが息子よ！