2015/2/31
今日は2月31日――
早いもので、2月も今日でおしまいであります。
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え?
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2月なら、とっくに終わってる?
3日前に終わってる?
きょうは3月3日だ?
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何をおっしゃる、うさぎさん……。
きょうは2月31日ですよ。
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少なくとも私のカレンダーでは、そうなってますよ。
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というわけで――
『京子さん日記』はファンタジーゾーンに突入でございます。
「1月36日」の次は「2月31日」――
ちょっとばかりファンタジー色が弱まってはおりますが――
ファンタジーであることに変わりはない、と――
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え?
ファンタジー色が弱まってるって、どういう意味かって?
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そりゃ、「36日」よりは「31日」のほうが、ファンタジー色は薄いですよ。
だって、「2月」じゃなかったら、「31日」は十分ありなんだもん。
「1月」とか「3月」とかならね(苦w
が――
実際には「2月」だから――
やっぱりファンタジーだ、と――
そういうことでございますね♪
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さて――
大塚さん家(ち)のお父さんと娘さんが、すごいことになってるそうですね〜。
ともに取締役である父親と娘が互いに相手のクビを切りあうという凄惨な会社内&家庭内トラブルのようでございます。
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もちろん、株式会社の大塚家具のことですよ。
先週かなり派手に報道されてたから、ピンとくる人も多いと思うけど……。
とにかく争いの構図が半端ない。
筆頭株主の父親は、社長である娘を取締役から外す株主提案をしてて――
その社長である娘は、筆頭株主の父親を取締役から外す会社提案をしてる、という――
まさに両者がっぷり四つの構図です。
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……
しかも――
公衆の面前でクビを切りあうって、なかなかに凄いよね。
互いに独立に記者会見を開いて自分の主張をメディアに訴えるという――
もちろん、2人とも、メディアを通して、大塚家具の株主たちに訴えてるわけですけども……。
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まあ――
ふつうの会社なら、ああはならなかったと思う。
大塚家具の場合、家族経営みたいなところがあったから――
かえって骨肉の内紛になってしまったでしょうね。
こじれると、血縁のある肉親のほうが、赤の他人同士より、数段ディープになりますからね。
こわい、こわい……。
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この後、どうなるんすかね〜。
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別に興味はないんだけれども……。
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だって、この対決、ぜんぜんエロくないし……。
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父親と娘の対決だから、エロくないのですよ。
これがもし、離婚した夫婦とか破局した恋人とかだったら、ちょっとエロいかな〜。
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父親と娘がエロくなるのは、仲が良い場合に限ります(w
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ところで――
最近、学校からなくなった概念に、「はだいろ」と「ブルマ」があるそうで……。
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京子さんが学校に通ってた頃には、まだ、ありましたよ、両方とも――
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とりあえず、お父さん・お母さんの似顔絵を描くときには、「はだいろ」のクレヨンとか色鉛筆とか絵具とかを使ったし――
とりあえず、夏場の体育の授業や秋の大運動会に出るときには、黒とか紺とか臙脂(えんじ)のブルマに着替えたし――
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それが、ここ10年ほどで、「はだいろ」も「ブルマ」もなくなってしまったのであります。
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「はだいろ」は、いわゆる「はだいろ」だけが人の肌の色ではない、という正論のもと――
「ブルマ」は、あんなものをはくのは、ただひたすらに恥ずかしい、という正論のもと――
まあ、たしかに、どちらも正論ですわ。
たしかに、正論なんだけど……。
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でも――
なんか寂しい気持ちもするのでありまして……。
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例えば、私らが学校に通ってたときは――
「はだいろ」を通して、世界には様々な色の肌をした人たちがいることを学んだし――
「ブルマ」を通して、女の10代初期の色気と10代後期の色気の違いを学んだし――
黒人の人たちを描けても、白人の人たちを描くのは大変だ(白色で描いてもみえないから)とか――
秋も深まってるのに、いつまでもブルマをはいてると、クラスの男子たちの視線が集まってくるとか――
そうやって「はだいろ」や「ブルマ」を通して、私たちは、けっこう真剣に人種差別の問題の根深さを感じとったり、性の悩みを羞恥まみれに何とか昇華させていったりしてたわけで――
そういったプロセスが、「はだいろ」や「ブルマ」がなくなったせいで、ぜ〜んぶ否定されたかのような気がしてしまって――
それで寂しいんでございますね。
もちろん、昨今、学校から「はだいろ」や「ブルマ」をなくした人たちが、そういったことまで全否定したかったわけではないことは重々承知の上なのですが……。
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でも――
ここで突然――
話は、大塚さん家の内紛に戻るのですが……。
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……
大塚さん家の娘さんは、ちゃんとお父さんの似顔絵を「はだいろ」で描いていたのかな。
大塚さん家のお父さんは、ちゃんと運動会での娘さんの「ブルマ」姿を見ていたのかな。
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……
そういったことを忘れずに覚えていれば――
ああいう争いになる前に、もう少し穏便に話がついたのではないでしょうか。
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何の根拠もないんだけど――
でも、そう思います。
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まあ、余計なお世話なんですけどね。