2012/8/31
申し訳ない。
今日は、もう9月2日なんだけど――
こうして8月31日の『京子さん日記』を更新しております。
今回は、忘れていたんじゃなくて――
どう頑張っても無理だった。
ちょっと親戚に不幸があって――
今日までの4日間、仙台を留守にしておったのです。
亡くなったのは――
2009年11月12日の『京子さん日記』で触れた大伯母さんです。
あの「そろそろ桜が咲こうか」という大伯母さんね。
まあ、100歳をこえていたので、寿命的には、まったく文句はいえなかったのですが――
つい最近まで、すごく元気だったので……とっても悲しいです。
とくに私は、子供の頃、よく世話してくれたし……。
私の今の生き方を、けっこう左右した人ですね。
左右されたのは、たぶん私だけじゃなくて――
私の母も、そうだと思います。
あ――
その大伯母さんというのは、私の母の母のお姉さんなんですよ。
昔はバリバリの女外科医で、東京の江戸川区だか千葉の市川市だかで、かなり頑張ってたそうですが――
還暦を過ぎて郷里に引っ込んで、そのあとは、いわゆる“村でただ一人のお医者さん”みたいなことをやってました。
人柄のサッパリした人で、とても気さくなお婆ちゃんでしたよ〜。
簡単に云うと、いまハヤリの「梅ちゃん先生」みたいな人だったのね。
そりゃあ、堀北真希ちゃんとは、だいぶ外見は違ってたけどさ(笑
結婚も出産もしてないし――
……
……
とにかく、人生訓のハッキリした人でした。
人は皆、男だろうと女だろうと、けっきょくは自分が進みたい道を進むしかないんだぞ〜、みたいな――
あとは、職業に貴賎はないってことも、よく云ってた。
どんな仕事でも、何がしかの形で、人さまのお役に立っているって――
医者の仕事が特別に尊いと思ってたら大間違いだぞって――
医者の仕事を、やりたいなら、やる。
やりたくないなら、やらない。
その仕事に価値があるかとかじゃなくて――
他の人に褒められるからとかじゃなくて――
たくさんお金をもらえるからとかじゃなくて――
……
……
ホントにその通りだと、京子さんは思っています。
どんな仕事だって、その仕事に就いている人の気の持ちようによっては――
必ず、人さまにとって、なくてはならない仕事になりうるんだよね。
まあ、そう思ったから同人誌としかで公序良俗に反するマンガを描いてるわけじゃないのですが――
でも、私は、本当の意味で、そういうマンガを描いてることを恥じたことはないのね。
むしろ、誇りを持っている。
そういうマンガでなきゃ絶対に描けないことがあるからと思っているから――
そういう意味で――
京子さんにとっては、生き方の指針を与えてくれた人でした。
その妹の孫の一人として――
これから先もずっと大伯母さんのことを胸にとどめて生きていこうと思っています。