2011/4/30

 みなさま――
 大変ご無沙汰いたしておりました。

 すっかり「日記」ならぬ「月記」と化していました『京子さん日記』でございますが――
 2011年の3月分は、ついに完全に“スッ飛ばす”こととあいなりまして――

 このことが、ちょっと深刻な憶測を(ごく一部で)呼んだようでございまして――

 曰く、

 ――きょうまで『京子さん日記』の“スッ飛ばし”をかたくなに拒みつづけてきた京子さんが、ついにスッ飛ばしてしまったということは……! もしかして、京子さん、3月11日の地震に巻き込まれて死んでしまったんじゃないか?

 みたいな……。

 ……

 ……

 たしかにね。

 去年の2月とかは、わざわざ暦を書き換えてまで(“2月30日”をでっち上げてまで)月1回以上の更新ペースを維持したくらいだから……(苦w

 そんな私が、地震で多少の被害にあったくらいでスッ飛ばしたりはしないだろうというよみは――
 たしかに、当たってなくもないけれど――

 でも――
 大丈夫でございます。

 わたくし“京子さん”こと佐藤広美は、こうして元気に生きております。

 ――じゃあ、なんで『京子さん日記』をスッ飛ばしたの?

 ってお思いの方――

 なんでだと思います?

 ……

 ……

 実は、3月11日の地震で京子さんは死ななかったけど――
 京子さんのパソコンくんは死んでしまったのですよ。

 本棚さんの下敷きになってしまって――ぐすん(涙

 ……

 ……

 それで、以来、ネットに自宅からアクセスできなくなってしまったので――
 仕方なく、3月分の『京子さん日記』はお休みとあいなりました。

 ……

 ……

 まあ、純粋に、

 ――忘れていた。

 というのもあるんだけどね。

 気が付いたら、4月10日が過ぎてたのですよ。

 まさか“3月47日”とかをでっち上げてもしょうがないし……(w

 ……

 ……

 まあ……、とても、それどころでなかった、というのが一番ですよ。
 冗談抜きに、けっこう京子さんも、そこそこ酷いめにはあった。

 東日本にいた人たちは、大なり小なり、みんな、そうだったと思いますけどね。

 もちろん、海岸寄りにいた人たちよりは、ずっと楽ではあったけれど――津波が来たりはしなかったので……。

 ……

 ……

 あの日の午後は、私、半日オフで、仙台市街のアパートにいたのですよ。

 3月11日は金曜日で――
 いつも金曜日はバイトが午後休みだったのです。

 で――
 地震の起こった午後2時46分頃は、サイコ〜に間が悪いことに――
 お風呂上がりでした(苦笑

 前の日は、ちょっと事情があって、お風呂に入れていなかったものですから――
 お昼すぎに自宅に帰って来て、すぐにシャワーを浴びたんですな。

 んでもって――
 湯上がりの格好で、プシュっと缶ビールを開けて一杯やってるときに、

 ――グラグラグラ!

 ときたもんだから、さあ大変――

 まず思ったことは、
(やばい!)
 ということ――

(このまま限りなく裸に近い格好で圧死するのは勘弁!)
 っていうことね。

 そんなことを思ってるうちに、部屋の中の物がドンドン落ちてきて散らばって――
 大事にしていた食器とか照明とか花瓶とかのたぐいが割れちゃって――
 愛用のパソコンも古いブラウン管型テレビも押しつぶされちゃって――

 そのとき、私は少し小さめタンスが倒れないように、必死で押さえていたりしましたが――

 いま振り返ると、そんなもん押さえてる意味は全くなかったのだが―― orz

 きっと、缶ビールで酔っぱらってて、まともな思考ができなかったんですな。

 あ、いや――
 そんなこともないか。

 実は、それって、よく使う洋服タンスだったんですよ。
 それが倒れなかったから、私、服を着ることができたんだった。

 もし、それが倒れて、しかも倒れた向きが悪く、中身を取り出せなくなっていたら――
 京子さん、地震直後に着る服がなかったかも……。

 よく「着の身着のまま」って云うけれど――

 裸みたいな格好で放り出される場合も「着の身着のまま」なんでしょうか(困惑w

 

 ……

 ……

 とにかく――  3月11日午後2時47〜48分頃の京子さんは、服を探して着るのに必死でした。
 揺れがおさまらないうちから、必死で服と格闘する京子さん――

 こうして思い起こすと、ちょっと笑えるシチュだけど――
 あのときの私はマジ真剣だったっすよ。

 だって、いくらズ太い神経のハレンチ京子さんでも――
 裸みたいな格好で外には逃げられないし……。

 そういうのって、普段なら、おいしいシチュなんだけど――
 それを「おいしい」って思える心の余裕は、ありませんでした。

 ……

 ……

 その後も、けっこう大変でしたね〜。

 電気は止まるは、水道は止まるは、ガスは止まるは――
 もう踏んだり蹴ったり……。

 ガスなんか、復旧まで1ヶ月以上もかかりましたからね。
 その間、ずっとシャワーを浴びれなくって――

 まあ、地震の直前に浴びてたことが不幸中の幸いではあったんだけど――

 風呂に入らないまま3日くらいが経って――
(よし! これで恐いものはなくなった!)
 と思えるまでは――
 けっこうブルーでございました。

 ……

 ……

 結局、散らかった自分の部屋にいても、不安で不憫で不便で居心地が悪いので――
 おかんと愚弟が帰ってくるはずの実家に直行し――

 その日の夜から、基本的には、ずっと実家で寝泊まりしておりました。

 余震とかが何度もやって来て、けっこう恐かったけど――
 おかんや愚弟と一緒だったので、パニックにならずに済みました。

 愚弟が、いつになく頼もしくみえた♪

 やっぱり、いざってとき、男は違うね〜。

 ……

 ……

 そんなわけで――
 以上が地震直後の京子さんレポです。

 この後も色々あったよ〜。

 けど――
 それは、次回の『京子さん日記』で――

 今度は、早めに更新できると思います。
 だって、きょう、おニューのパソコン、手に入れたし……。




みんな注目!!
@With 人気Webランキング
投票は、ここ(↑)をクリックするだけ
1日1回、毎日有効、よろしく!!

常設 投票箱
(お風呂から出て すぐに服を着るようになった京子さんに愛の手を〜)

戻る