2011/2/27
皆さん、こんにちは〜。
ここ数年は、“日記”ならぬ“月記”になってしまっている『京子さん日記』――
去年は、うっかり忘れて「2月30日」なんて日を作っちまいましたが――
今年は、きっちり2月中に更新でございます。
といっても、明日が2月末日――
けっこうギリギリです。
……
……
さて――
……
……
リビア、スゴいことになっていますね。
――これから最終決戦だ!
みたいなベタな雰囲気が、ぷんぷん漂っております。
ホント、政府側も反政府側も、どうかしちゃってる。
あまりに異常な熱狂です。
あそこまでいくと、完全に映画の世界です。
それにしても――
あのカダフィ大佐っていうのは、何者なの?
なぜに大佐?
リビアで一番エラい男なんだろ?
もしかして、リビアの軍隊では大佐が最高階級なのか?
……
……
ちょっとググってみたところ――
とくに「大佐」に深い意味はないそうです。
単なる誤訳という噂あり――
本人が「大佐」の呼称に憧れていたという噂あり――
まあ、メディアがつけたニックネームといっていいでしょう。
他に呼びようがないんですって。
リビアの大統領でも首相でもない――ただの政治指導者だから――
ちなみに、欧米の政治家たちがつけたニックネームは「中東の狂犬」――
たしかに、ガラの悪い野良犬のような顔をしていますな。
若い頃の映像をみると、けっこういい男なんだよね。
今は、ただの犬面スケベ親父にしかみえません。
身近に屈強な女兵士たちを侍らせて親衛隊にしてるところなんかは、チョー悪趣味です。
きっとマッチョな軍服女に性的魅力を感じるタイプなんでしょうね〜。
ま、驚きはしないよ。
その手のマニアは日本にもいるからね(w
しかし――
あの国は、これから、どうなっちゃうんでありましょうか?
テレビのコメンテイターとかの話だと、カダフィ政権が延命する確率はゼロらしいです。
問題はカダフィ政権がなくなった後で、誰が主導権を握るのか。
握れそうな人が誰もいないらしい。
そうすると、各地で群雄割拠みたいなことになってしまう――
つまり、日本の戦国時代みたいになってしまう、と――
……
……
ほえ〜。
このネット社会に戦国時代ですか。
スゴい展開ですな〜。
……
……
そんな思いを込めて――
私が、愚弟にいったのです。
「リビアって、いま大変なことになってるね」
と――
そうしたら――
我が愚弟、何て云ったと思います?
「ああ〜。たしかに大変なことになってるね。離婚して子供つれてアメリカに帰った んだって?」
「へ?」
と私――
「え?」
と我が愚弟――
「あんた、何、云ってんの?」
「姉ちゃんこそ……。リア・ディゾンちゃん でしょ?」
……
……
……
……
ぼけ!
リビアじゃ!
リアじゃねえ!
註:リア・ディゾン…アメリカ出身の日本のタレント、グラビア・アイドル、歌手。2006年に日本デビュー。日本人ウケするルックスで瞬く間に人気が沸騰し、「グラビア界の黒船」などといわれたが、2008年に結婚・出産のため、活動を休止。2010年に離婚。現在は娘とともにニューヨーク在住と伝えられている。
たしかに、彼女も大変な思いをしたみたいだけど!
子供を産んだのに離婚してアメリカに帰るって、よっぽどだけど!
けど、それは「大変」の種類が違うぞ!
……
……
って思いきり怒鳴りたくなりましたが――
そこは、ぐっとこらえて――
「アフリカのリビアのことだよ。知らない? カダフィ大佐とか……?」
と訊くと、
「カダフィ? ああ〜、あの アジア大会とかでやってる鬼ごっこみたいなやつ ?」
……
……
……
……
それはカバディだ!
カダフィとカバディは全然ちがうぞ!
註:カバディ…インドの国技。南アジアで盛んに行われているスポーツ。攻撃側と守備側にわかれ、攻撃側は「カバディ、カバディ、カバディ……」と連呼しながら、守備側の陣地に入り、守備側のプレイヤーにタッチして素早く自陣に戻れば得点になる。1990年より、アジア競技大会の正式種目になっている。
じゃあ、なんだ?
みんなで「カダフィ、カダフィ、カダフィ、カダフィ、カダフィ……」って連呼すんのか?
たしかに、カダフィの女親衛隊たちは連呼してたかもしれね〜けどな!
……
……
って、またも思いきり怒鳴りつけたくなりましたが――
やはり、そこは、ぐっとこらえて――
「しょうがないわね〜」
と、いまのリビア情勢について、優しく教えてあげました(w
ワタクシ、こうみえても7つ年上の姉なので……。
弟には優しいのです(はあと)
……
……
でも――
ワタクシ、今年で36になります。
ということは、弟も今年で29――
大の男が30近くになって「リビア」と「リア」の区別とか、「カバティ」と「カダフィ」の区別とかがつかないというのは、どうかと思うぞ。
もちろん、狙ってボケてるんなら、
――あっぱれ! 我が弟よ!
と誉めたくもなるけれどが――
実際には、あきらかに天然ボケなので――
7つ年上の姉としては、かなり歯がゆい思いをしているのでございます。
……
……
とはいえ――
本当は、決して笑いごとではありません。
リビアの人たちは、いま、たまらないだろうな〜。
とくに、たまたま国外に出てきてた人たちは――
今日も日本在住のリビアの人たちが悲痛なお顔でテレビに映っていましたよ。
いてもたってもいられないことと推察いたします。