2010/9/4
いや 〜。
しばらく『京子さん日記』で政治ネタを扱ってないうちに――
えらい面白いことになってきてたね！
民主党の代表選挙です。
管 vs 小沢――
ビッグ・ネーム同士の対決――
あ、少しウルサいことを云うと――
ネームとしては「小沢」のほうが「管」よりもビッグだとは思うけれども――
「管」は「現職総理」という下駄を履いているわけで――
やっぱり、ネーム的には完全に互角です。
しかし――
なんとも奇妙な選挙ではありますな。
とっても奇妙です。
……
……
え？
どんなふうに奇妙かって？
そりゃ、あなた――
真田昌幸 が 徳川家康 に 化けちゃう くらいに奇妙なんですよ。
……
……
え？
いきなり、どうしたのかって？
はい――
……
……
実は、最近の京子さん――
にわか歴女 モードでございまして――
おほほほほ〜（w
……
……
それで、いきなり こんな 切り口にしてるんでございますのよ。
おほほほほ〜（ww
……
……
では――
「真田昌幸が徳川家康に化けちゃった」とは、どういうことか――
この にわか歴女 の京子さんが解説いたしましょう。
……
……
そもそも、今回の民主党の代表選挙において――
「真田昌幸」とは誰か？ 「徳川家康」とは誰か？
まずは、わかりやすいところで「徳川家康」から――
この人は、いいですよね。
江戸時代を始めた人――江戸幕府の初代将軍です。
皆から「タヌキ親父」っていわれてる人です。
最晩年に鯛の天ぷらを食べて死んじゃったって人――
一方、「真田昌幸」というのは、この徳川家康にずっと翻弄され続けた人――
徳川家康は、基本、大領主だったけれど――
真田昌幸は、ずっと小領主だったので――
まともにケンカしたら、勝てない。
でも、ときどきケンカして一泡ふかせていたから面白い。
まともにケンカしても勝てないから、斜に構えてケンカする。
それで、何回か勝っちゃう。
だから、徳川家康は真田昌幸が憎くてしょうがなかった反面――
ライバルとして一目を置く相手でもあったようです。
ちなみに、「真田」と云えば、真田幸村が有名ですが――
真田昌幸はそのお父さんですよ。
「真田幸村」というのは、大坂夏の陣で徳川家康をあと一歩のところまで追いつめた人のことね。
で――
今回の民主党の代表選挙において――
その「真田昌幸」に相当するのは誰で、「徳川家康」に相当するのは誰でしょうか。
その前に、「石田三成」に相当する人の話をしましょう。
「徳川家康」といえば、やっぱり「石田三成」でしょう。
……
……
きょうの京子さんは、ちょっと人じらしです（w
……
……
石田三成は、徳川家康のライバルでした。
徳川家康が天下を取って江戸に幕府を開く前に、“天下分け目の大合戦”というのがありまして――
それが、かの有名な関ヶ原の戦いでございます。
この戦いで徳川家康とやりあったのが石田三成ですよ。
徳川家康とガチンコで戦って、結局は負けてしまいます。
で――
今回の民主党の代表選挙における「石田三成」とは誰か？
それは……！
……
……
……
……
菅さんです。
……
……
って云ったら、マズいか（w
もはや代表選に決着が着いたかのような言い草になっちゃいますからね（w
でも――
ここまでの流れをみると――
菅さんって、どうみたって石田三成なんだよね。
せっかく仲間が好機をお膳立てしてくれたのに――
それを全く活かせずにフイにしてしまうところが石田三成そっくり――
その好機をお膳立てしたのが真田昌幸なのです。
真田昌幸は、徳川家康の息子が率いる大軍団を上田城というところ（今の長野県）で食い止めて――
結果的に関ヶ原（今の岐阜県）の戦いに遅刻させました。
つまり、徳川家康は、息子が連れて来るはずの軍隊なくして、石田三成と激突したわけですね。
だから、関ヶ原の戦いって、戦前の情勢は、けっこう徳川家康が不利だったわけですよ。
「あのバカ息子が！」って怒鳴ってたそうですよ――テレビ・ドラマとかによると――（w
そして、真田昌幸は一人ほくそ笑んでいたといいます。
「あれだけの大軍団を遅刻させたのだ。石田三成が負けるわけがない」と――
でも、勝ったのは徳川家康――
石田三成は、戦いの準備は万端だったみたいだけれど、実際の戦争では勝負勘が鈍かったらしく、けっこう有利だったのに、負けちゃった。
だから――
菅さんは「石田三成」です。
……
……
え？
味方のお膳立てしてくれた好機をフイにした石田三成が、どうして菅さんなのかって？
それは、２ヶ月前の参院選のことですよ。
参院選の選挙戦に入る直前に、菅さん率いる民主党は支持率で圧倒的に有利だった。
なのに、例の消費税発言とやらがブレちゃって、それが致命傷となって負けちゃった。
菅さん、まさに石田三成――（w
さらに云うならば――
いつも何となく落ち着きがなくて、何となくケンカ腰で、すぐに清廉潔白だけを必死で訴えるところなんかが、石田三成そっくり――（w
……
……
というわけで――
「石田三成」は菅さん――
では、「真田昌幸」は誰か？ 「徳川家康」は誰か？
……
……
それは、参院選の選挙戦に入る直前に、なぜ民主党の支持率が上がったかを考えれば、わかります。
なぜ上がったか。
それは、小沢一郎さんが民主党の幹事長を辞めたから――
小沢さんは、当時から「政治とカネ」疑惑で、選挙民から、うさん臭くみられていたからね。
そんな自分が幹事長を辞めることで、一時的にせよ、支持率は上がる――
それを見越しての辞任だった。
そして、実際に支持率は上がった。
してやったりの小沢さん――
「これだけの支持率を上げたのだ。菅直人が負けるわけがない」と――
でも、結局、負けたのは菅さん率いる民主党――
小沢さんが「そんなバカな……」と天を仰いだのは、想像に難くありません。
そう――
つまり、「真田昌幸」というのは小沢さん――
かつて、自由党という小ちゃい政党を率いていた小沢さんは、まさに信州（今の長野県）の小領主・真田昌幸のイメージにピッタリ――
しかも、えげつないくらいに策士だったりするところが一緒――
そういや――
小沢さんのお師匠さんは田中角栄さんだったけれど――
真田昌幸のお師匠さんは武田信玄だったのですね。
角栄さんは戦後最強の派閥を作りました。
武田信玄は戦国最強の騎馬隊を作りました。
だから、小沢さんは「真田昌幸」で決まり――
……
……
じゃあ、「徳川家康」は誰かというと――
……
……
これも、やっぱり小沢さん――
……
……
ええ 〜。
何それ ？
って思うでしょ？
思うよね。
……
……
私も思う（w
……
……
でも、今回の小沢さんは、どうみたって徳川家康なんだな〜。
だって、菅さんが「石田三成」だから――（w
そんな菅さんと対決する小沢さんは、必然的に「徳川家康」でしょう？（w
……
……
え？
その逆はないのかって？
つまり、菅さんが「徳川家康」ってこと？
……
……
それは、ちょっと、ないな――
だって、さっきも云った参院選のことがあるし――
そもそも風貌が似てるんだよね――石田三成の肖像画に雰囲気が似てます、菅さんは――（w
そうそう――
こんなこともある。
３〜４日前にテレビに出てた某政治評論家の人が、
――菅さんは同好会系、小沢さんは体育会系――
って云ってたんだけど――
それって、けっこう重要なヒントです。
石田三成は体育会系じゃないのね（w
んでもって――
徳川家康は同好会系じゃありえないのね（ww
ということで――
「徳川家康」は小沢さん――
つまり、小沢さんは、参院選で民主党が負けるまでは「真田昌幸」で――
負けた後は「徳川家康」に化けちゃったってわけ。
……
……
そんなのありえね 〜。
とは思うけれど――
仕方ないんです（w
だって――
そもそも、ここまでの流れが「そんなのありえね〜」だからね（w
選挙戦の直前に内閣支持率が60％とかもあった首相が選挙で負けるか、ふつう？
数ヶ月前に「政治とカネ」で幹事長を辞めた人が首相の座を目指すか、ふつう？（w
でも――
石田三成は、徳川家康の軍団が予定より何万人も少なかったにもかかわらず、負けてしまったんだから、ふつうではありませんでした。
徳川家康も、石田三成の元仲間たちだった武将を数多く従えて石田三成をやっつけにいったんだから、ふつうではありませんでした（w
歴史の重大局面というのは、たいていはこんなもんらしいです。
つまり、ふつうではありえんシチュらしいです（w
さあて――
今回の民主党の代表選挙――
「石田三成」菅直人 vs「徳川家康」小沢一郎の闘い――
勝負の行方は、果たして――
……
……
って、まあ――
菅直人 ＝ 石田三成
小沢一郎 ＝ 徳川家康
って書いている時点で勝負の行方は明らかだけど……（w
……
……
もし、菅さんが勝ったら――
菅さんは「石田三成」じゃなかったってことなんだね。
じゃあ、いったい誰なんだろう？
……
……
う〜ん。
わからん――
民主党の代表選挙が終わるまでに考えておく（w