2010/6/29
さあ――
皆さん!
いよいよ、あと4時間です!
サッカー日本代表――
ワールドカップ・夢のベスト8を目指して――
今夜11時に、パラグアイ代表と激突です。
……
……
……
……
まあ、ふつうに考えれば 負け だけど……(黒笑
……
……
だって――
会場の南アフリカは南半球だから、同じ南半球の国のパラグアイには地の利があるし――
何より、日本は南米のチームにアウェイで勝った試しが1度もない――
……
……
ふつうに考えれば負けです。
きっぱり “負け” です。
勝ったらニュースになるけれど――
負けてもニュースになりません。
だから――
今の段階で云っておきます。
……
……
岡田監督 ――
いい夢をありがとう!
とっても楽しかったです。
私たち、幸せだった。
お疲れ様でした!
……
……
とはいうものの――
やはり――
ザンゲだけはしておかねばなるまい。
人として、1スポーツ・ファンとして――
ケジメは、とっても大切なのだ!
……
……
……
……
岡田監督――
ゴメンなさい――
前々々回の『京子さん日記』(5/30 付)で――
こんな(↓)ことを書いて――
……
……
> この一連の騒動をみていたら、何となくわかったきてた気がするの。
>
> なんで、最近の日本代表が弱いのか。
>
> それは、間違いなく、監督の問題、指導者の問題です。
……
……
京子さんの目は節穴でした。
私 何もわかっていませんでした。
完全に知ったかぶりでした。
まさか決勝トーナメントに行けるなんて――
夢にも思わなかったんです。
日本代表の不調にかこつけて――
ただ日常の憂さを晴らしたかっただけ なんです〜(泣
ふえ〜ん ゴメンなさ〜い(号泣
……
……
って、まあ、そこまで酷くはないのですが――(笑
でも――
岡田監督の手腕は、認めないといけない。
もちろん、運がよかった部分もあるとは思うけれど――
運も実力のうちだからね。
がっちり運をつかむのも易しくはないのだ。
……
……
で――
こうなってみて――
改めて岡田監督の掲げていた目標である「ベスト4」だけど――
これって――
実は、かなり謙虚な目標じゃなかったかと、今では思っております。
……
……
え?
どこが謙虚なんだって?
そんなことを云い出すお前が増長してるんだろう、って?
……
……
いえいえ――
そんな単純な話ではありません。
少なくとも、
――日韓大会のときに韓国がベスト4に残ったから、オレらも負けてられねえぜ!
みたいな浅い覚悟で掲げた目標ではありません。
じゃあ、どんな覚悟で掲げた目標か――
ただのうぬぼれでないと、どうして云い切れるのか――
……
……
たしかに、日本は弱い。
今回も、初戦のカメルーン戦に勝つまでは――
決勝トーナメントに進む確率は、30%もなかったと思うんですよ。
もし、カメルーンが万全の体勢をととのえて試合に臨んでいたら――
そして――
カメルーンのチームワークが良く、選手全員がベスト・コンディションだったら――
日本は、あっさり負けていたでしょう。
カメルーン戦で負けていたら――
その後のオランダ戦もデンマーク戦も、もっと違ったゲームになっていたでしょう。
けれど――
そうであっても――
ワールド・カップに臨む以上は、ベスト4を目指すしかないのですよ。
全てのチームがベスト4以上を狙うべきなのです。
なぜか――
だって――
どのチームも最大7試合やる可能性があるって、わかっているのだから――
決勝まで勝ち続ければ7試合――
準決勝で負けても3位決定戦があるから、やっぱり7試合――
つまり――
ベスト4に残れば、どのチームも必ず7試合やることになるのです。
そういうルールに大会がなっているから――
そうである以上――
たとえ可能性は低くても、全てのチームが7試合やるつもりでコンディション調整をしなければならないのですよ。
だって、勝ち続ければ7試合やることが確実なのに――
「オレらは、どうせベスト16くらいが関の山だから……」とかいって、4試合しかやらないつもりで準備するわけにいかないでしょう。
それじゃあ、大会の主催者や観客やTVでみているサッカーファンに失礼というものであります。
だからね――
ワールド・カップに参加する以上、ベスト4を目指し、7試合やるつもりでコンディションをととのえるしかないの。
むしろ、そうしないほうが不義理で不誠実なの。
もちろん、「優勝を狙う!」とか「決勝に残る!」とかいうのは好みの問題――
けど、「ベスト4に残る」というのは、大会のルール上、全チームに課せられた宿題――
だから――
岡田監督は謙虚なんです(笑
「優勝を狙う!」とも「決勝に残る!」とも云ってないから――
「ベスト4に残る」としか云っていないから――(笑
……
……
本田選手は「優勝!」とかって云ってるみたいだけれど――(笑
……
……
まあ、それはそれ――
若気のいたりかもしれませんが――
いいんじゃないですか、小気味よくて――
……
……
というわけで――
とっても謙虚な岡田監督――
まずはベスト8目指して、頑張ってくださいね――もちろん、選手の皆さんも――
そんなに期待をしないで、でも、きっちり応援します。
そんなに期待をしないで、正解でした(苦笑
ふつうに考えた通りに“負け”でした(笑
……
……
でも、悔しい(涙
あともうちょっとでベスト8だったのに――(悔悶
……
……
サッカー日本代表、パラグアイ代表相手に 0-0 で引き分け、PK戦 3-5 の敗戦です。
……
……
orz ←マジで
……
……
試合のTV中継をみる限り、パラグアイは思ったより恐くないチームでした。
むしろ、決定力に欠けていて、日本が攻められていても、けっこう安心してみていられました。
だからこそ思うんだよね〜。
今回はベスト8を狙う千載一遇のチャンスだったかな〜と――
もし、相手がアルゼンチンとか、ブラジルとか、ドイツとか、スペインとかだったら、0-3 とか 1-4 とかで負けてたと思う。
決定力不足のパラグアイが相手だったから、PK戦までもつれさせてくれたんだよね。
でも――
そんなパラグアイでも、ボール裁きの技術は日本より上だった。
日本の選手より、パラグアイの選手のほうが、あきらかにボールを的確にコントロールしていた。
南米とか欧州の選手たちは、2歳とか3歳のときからボールを蹴ってるっていうよね。
大切なのは、とくにサッカー選手になろうとは思っていない子供たちも、多くがそうしてるってこと――
そういう塵も積もって何とやらの側面が、日本のサッカー界には足らない気がする。
試合後、ゲーム・キャプテンの長谷部選手が、こんな感じのことを云ってましたね。
――今日で僕らのワールド・カップは終わりです。明日からは、日本代表の多くの選手が所属しているJリーグも盛り上げてください。
って――
そう云う長谷部さん自身は、ドイツのブンデスリーガで何試合もスタメン出場されてる身なので――
――その利他精神が素晴らしい!
と絶賛する人もいれば、
――優等生っぽくてヤラし〜!
と軽蔑する人もいるようですが――
そうじゃないんだよ。
長谷部さんはね、たぶん、こう云いたかったんだよ。
――日本の選手の技術はまだまだなんだとわかりました。技術を向上させるには、Jリーグのレベルを上げるしかないと思います。もっと強い代表チームを生み出すために、皆さん、Jリーグの盛り上げをよろしくお願いします!
って――
ワールド・カップで日本をみたかったら――
まずJリーグ――
Jリーグなくしてワールド・カップの日本なし――
京子さんにとって、2010 FIFAワールド・カップ南アは、Jリーグの重要性を強く実感させる大会でした。
6.30. PM9:56, 記