2010/6/15
いや〜。
やけに あっさり 勝ってたな〜。
こんなに「あっさり」でいいわけ?
……
……
もちろん、サッカー・ワールドカップ日本代表チームのことでございますよ。
……
……
前回大会では、あんなに勝てなかったのに――
今大会では、するり――
勝つときというのは、こんなもんなんですね。
……
……
メディアの話とかをまとめると――
一番の勝因は、試合の直前にきて、チームが一丸となれていたことのようですよ。
チームに一体感が出てた。
本番前の予備試合で負けが続いたおかげで、チームの雰囲気はカナ〜リ悪かったそうですが――
その雰囲気の悪さを、逆に団結力の誘発剤に変えてしまったようですね。
その辺については、やはり岡田監督の手腕を素直に認めなくてはいけないでしょう。
むむ!
オカちゃん、意外にやるな〜。
……
……
でも――
いまいち実感、わかんのです。
……
……
なんか嬉しくないんだな〜。
心が踊らない。
……
……
なんでだろう?
……
……
やっぱり、相手がカメルーンだったからかな。
今大会、カメルーンの代表チームは、すでに空中分解してしまっていたようです。
有力選手が、ケガもないのにスタメンから外れた、とか――
そのことをカメルーン人のプレスにきいてみたら、
――戦術的な理由だ。
だったそうです。
(……んなわけねえだろう!)
と思います。
だって、どんなチームだって、初戦は大事ですから――
その初戦に、最初から主力を温存って、ありえない――
チーム内に深刻な不協和音が鳴り響いていたことが感じられます。
――こいつとイッショにはやってらんね〜。
とか、
――あいつに指図は受けたくね〜。
とか――
……
……
まあ、そりゃそうよ。
選手の大半が母国を離れてプレイしてる。
みんな出稼ぎ先で一流プレイヤーらしいから、すっごくいい生活をしてたりする。
だから、母国には、たまにしか帰って来ない。
当然、母国の代表チームには、そんなに強い愛着はもてない。
監督はどっかの外国人だし……(フランス人だっけ?
みんなサッカーのことには詳しいかもしんないけれど、たぶんカメルーンやカメルーン人のことには、そこまで詳しくない――
そんなチームじゃ、まとまりっこないですよ。
不協和音が鳴り響くのは理の当然――
ただ、それはカメルーンの人たちが悪いというよりは、カメルーンの国情が悪い。
サッカーは先進国かもしれないけれど、基本的には先進国ではないのだし――
娯楽の1つにビシバシ予算と時間と手間をかけられるほどには、豊かではない。
日本は、ナンダカンダいいながら、豊かな国ですから〜。
そう――
京子さんが、昨日のカメルーン戦で、いまいち盛り上がれなかった理由――
それは――
スポーツで政治や経済を思い起こしてしまったから――
相手がカメルーンじゃなく、オランダとかデンマークとかだったら――
少しは違ってたでしょう。
日本と同じように、ナンダカンダいいながら、けっこう豊かな国だから――
もう少しは、盛り上がれたと思う。
カメルーンと日本の国情の違いを考えれば――
昨日の勝利を手放しで喜ぶ気分にはなれないな。
まあ、いいけどさ。
それも含めてのワールドカップなんだろうから――
……
……
ああ〜。
なんか、スカッとすることないかな〜。
WBCの日本連覇にはスカッとしたけれど……。