2006/8/21
あまりの好試合・大熱戦だったせいか――
誰も、あからさまには書いてないようですが――
……
……
だから――
……
あえて京子さんが叫びます。……
……
……
……
余計なこと
すんじゃねえよ!
早実!
空気よめよ!
3連覇、つぶしてどうすんだよ!
こんなのは滅多なことじゃできないんだよ!
成し遂げるのに 3年もかかる んだよ!
仮に、きみらが来年、優勝したとしても、2連覇にしかならないんだよ!
わかってる?
引き分け再試合までいったんだから――
最後くらい、ちょっとは譲ってやれよ!
甲子園ファンはさあ、73年ぶりの3連覇がみたかったんだって!
歴史的偉業の立ち会い人になりたかったんだって!
……
……
昔、桑田・清原を擁したPL学園が、3年連続で甲子園の決勝に進出したとき(1983年〜1986年)――
――いやあ、中京商業は凄かった!
ってマスコミはいってて――
――もう、あんな学校は2度と出てこない。
って――
中京商業っていうのは――
1931年から1933年にかけて、夏の甲子園を3連覇したチームです。
……
……
1931年ですよ。
1931年って云ったら、昭和6年 ですよ。
昭和6年 って云ったら――
……
……
満州事変
の年ですよ!
――満蒙は日本の生命線 である!
とか云ってた時代ですよ。
――泣く子も黙る関東軍!
とか云ってた時代ですよ。
そんな大昔に3連覇やった学校があって――
桑田・清原の頃には、もう完全に伝説の学校になってて――
でも――
そんな伝説の学校に、駒大苫小牧も、なれたかもしれないのに!
ああ!
残念!
なんてこと、してくれたんだ……早稲田実業の諸君!
きみらが勝ったって、伝説にはならんのだよ!
わかる?
……
悲願の初優勝?
は!
そんなの、はいて捨てるほどある!
早実の関係者が喜ぶだけじゃんか!
ちいせえ!
スケールが ちいせえ!
あまりにも、ちいさすぎる。
ちいさすぎるぜえ、お兄ちゃん!
……
……
はあ……。
残念だよ〜。
歴史の証人になりたかったよ〜。
――もう、あんな学校は2度と出てこない。
とか云ってた、20年前のマスコミの連中の鼻をあかしてやりたかったよ!
……
……
余計なことしやがって〜。
……
……
何がハンカチ王子だよ。
最後くらい、ちょっと失投してやれよ――
目一杯、投げやがって!
かわいくねえ!
……
……
けど――
……
……
美形だから許す。
うむ!
カッコよくて、愛らしい。
完璧――
京子さん的には100満点――
さすがは王子様――
マウンド上で試合中にハンカチで汗を拭うなんて――
あのハンカチ、彼女からの贈り物とかじゃなくて、お母さんからの贈り物なんだって――
それもまた良し――
なんて、お母さん思いなんだ。
お母さん、泣いて喜んだろうに――
許す。
美形だから許す。
美しい男は、何をしても許されるのじゃ。
あっぱれ!
京子さんは満足じゃ!
最近、TVをみてて、思った。
(そんなに美形じゃないね……)
って――
うーん。
試合中のマウンドだと、たしかに美形なんだけどねえ。
――ゲレンデだと、みんな美女にみえる。
っていうのと一緒かなあ?
それにしても――
マスコミ、ちょっと騒ぎすぎだよ。
もう甲子園は終わったんだから、放っておいていいじゃんか――