2006/7/30

 前回の日記で、

 ――私の心が私の体をどうしようと勝手じゃないか!

 って、ほざいたら――

 弟に怒られました

「それは違うよ、姉ちゃん――」
 と――

「自分の体をどうしようと勝手じゃない――って話は、援助交際の女の子たちと同じだよ」
 と――

 ……

 ……

 わかってるよ、それくらい――
 ちょっと云ってみたかっただけじゃんか――

 ……

 ……

 こうやって――
 最近、よく弟に説教される京子さんです。

 先日も、サンキッちゃん(自称サブカル評論家)が仙台に遊びにきて、みんなで飲んでたときに(2006年4月27日の『京子さん日記』参照)

 ――ねえ、きょうこりんAVに出たい?

 と真顔できかれたので、

 ――うん

 と真顔で答えたら――
 一緒に飲んでた弟に、あとで、こっぴどく怒られました。

 真顔だったのが、よくなかったみたいです。

 ――もっと、冗談っぽく返そうよ。

 だって――

 う〜ん。
 これは、サンキッちゃんのヤバさがわかってないと、ちょっと伝わらないかもしれません。

 サンキッちゃんは一応は文屋ですが、バイトとして、結構いかがわしい雑誌の編集手伝いなどをしておりまして――
 アダルトDVDへの出演は無理でも、エロ本への掲載だったら意外にすんなり実現してしまいそうな雰囲気なのです。
 多分、素人投稿コーナーか何かでね。目のとこに黒線 が入ってるヤツ――

 だから、弟は気が気でないらしく、

 ――姉ちゃん、マジやめてよね。

 って強く注意されました。

 ……

 ……

 ……

 ……

 はい、わかりました。

 やめます。

 ……

 ……

 って、あんた、私の顔をよくみて、ものを云いなさいよ。
 こんな顔で売れるわけないでしょ?

 って云ったら――

 ……

 ……

 ――だって、目のとこに黒線 が入るから平気じゃん。

 ……

 ……

 ……

 弟よ。
 マジで心配してるな。

 姉ちゃんが、そこまでカネに困ってると思うのかい?

 ……

 ……

 って云ったら――

 ……

 ……

 ――カネには困ってないけど、羞恥体験には餓えてる

 ……

 ……

 ……

 弟よ。
 さすがに、よく見抜いてるな。

 なんで、わかった?

 ……

 ……

 ……

 ……

 ま、この話は何度も書いてるから、これくらいにして――

 ……

 ……

 あ。
 やっぱ、ちょっと書こう。

     *

 最近、歳をとるのが、そんなに恐くなくなりましてね。
 むしろ、楽しみなくらい――

 えへへ。

 ……

 ……

 なぜかって?

 それは、

 ――歳をとったら、とったなりの羞恥体験が、味わえるじゃん!

 ってことですよ。

 先日、佐藤賢一さんの『女信長』を読みまして――
 もちろん、マル太くんに薦められて――こんなゲテモノを、私に薦めるのは、マル太くんくらいなものですよ。

 で――
 この『女信長』――タイトルの通り、

 ――織田信長は女だった!

 って小説なのですが――
 結構いいんですね――これが――

 エロさがいい。

 オバさんになった織田信長こと御長(おちょう)って女が、若い男(とある有名な戦国武将です)に、凄い勢いで犯されてるシーンがあるんです(笑

 ――こいつが欲しかったんだろう雌犬がっ

 とか、

 ――うるさいよつんばい になれっ

 とか云われて、後ろから好き勝手にされちゃうシーン(笑)――

 それに応えて、

 ――いいいい

 とか、

 ――犯してくださいもっと奥までもっと激しく

 とか――

 もちろん、本当に犯されてるんじゃなくて、合意の上でのお約束プレイなんですよ。
 ほら、そこは一応、織田信長だから――寝床の外ではね。

 けど――
 まあ、オバさんにとっては、大差はない、と――
 事実、大差ないことが、あとで明かされるのですが――

 ってか、これ――
 メチャメチャ、羞恥体験じゃないですかぁ!

 しかも、ちょっと新鮮だぞぉ〜。
 かなり未知のエロさだ。

 さすがは佐藤賢一さん――

(そうか、こういうのもありかぁ〜)
 って思う京子さんであります。

 歳をとったら、これはこれで使えるな、と――

 なんてったって――とっても倒錯的――
 だいたい、若い男に思うさまに嬲られるなんて、若い時分には、とうてい理解できなかった羞恥体験ですわ―― おほほほ ――
 老いた男に思うさまに嬲られるのとは、ひと味違った羞恥体験―― おほほほ ――

 というわけで――
『女信長』――結構いいですよ。

 世間では色々とコ難しい書評が広まってるようですが――
 現代批評だ、とかね。

 ――どこが、現代批評やねん?

 って突っ込む京子さん――

 本当に現代を批評するなら、小説で書くかっての!
 ボケ!

 だって、これ、着想からしてエロいよ。
 普通の意味でエロい。

 ――織田信長が女だった。

 なんて、まさにエロ――

 これのどこがエロいのかわからない人は――
 織田信長の知識が足りないか、猥褻の理解が足りないかの、どちらかです。

 どちらも十分に勉強して下さいませ―― おほほほ ――


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