2005/10/23
マル太くんによると――
小説『京子さん日記』は、あんまり評判がよくないようで……。
何といっても長いからね。
本になってたら短いんだけど、ネットでは大長編――
皆さん、息切れしちゃうんでしょう。
やはり、原稿用に書いたものを、ネットに掲載するのは無理があります。
最初からネット用に書き下ろしたものとでは、スピードが違うというか、リズムが違うというか……。
しかも序盤はプロ野球ネタ全開だしね。
楽天が仙台に来る前のプロ野球事情がわかってないと楽しめないでしょう。
あれを書いてた当時(2004年の春)は、まさか仙台にプロ野球チームがくるなんて思ってもいなかったんです。
だから、それなりに面白かったんですなあ。
*
で、あの小説にも書きましたが――
京子さん、商売柄、エッチ系のヤバい書店に顔を出すことが多々あります。
女の私が、です。
んでもって、最近、ちょっと不都合を感じてます。
店の人が顔見知りで、私の商売を知ってる場合はOKなんですが、そうでないと、なかなか恥ずかしい。
――すげえ、女が来てるよ〜。
みたいな目でみられます。
まるで珍獣扱い――
たしかに、珍獣かもしれませんが……。
もちろん、京子さん、大部分の書籍には――ノーマルなエッチ本には――用などないわけですけど、そうは思ってくれんのでしょうなあ。
あ。
シーメール系はちょっと興味があるかも……。
註:シーメール…女装した男性や性転換した元男性の俗称。英語表記は「she-male」
……
……
昔はね、若かったから気にならなかったんですよ。
若いとね、厚顔無恥で結構、何でもできちゃうものなんです。
けど、最近は無理ですよ。
世の中のヤバいことに色々と精通してくると、「無恥」ではいられなくなります。
よく女子高生とかが卑猥な言葉を口にしてますが、あれは知らないから云えるんでしょうね。
何てったって、昔の京子さんがそうでしたもん。
おまけに――
外見の変化も、あなどれません。
いくらロリ顔・京子さんと云えども年齢は隠せない。
そのうちに、
――すげえ、オバさんが来てるよ〜。
ってな具合になっちゃうことは間違いなし――
オジさんが来てる分にはフツウなわけですが、オバさんというのはチョットね……。
いつか私服の婦人警官と間違われんじゃないだろうか。
いや、婦警さんだって見回りには来ないだろう、あんなとこには……。
それくらい、女性がいないってことです。
なんでですかね。
ヤオイ系は女性ばかりだというのに――
当然といえば当然ですが……。
註:ヤオイ…美男子同士の同性愛行為を楽しむ嗜好。愛好家は圧倒的に女性が多い。
私が、自分のマンガを無理して描いてるって思ってる人たちがいます。
そうした人たちの中には、ヤオイ系へのシフトを提案する人もいるんですが、その気はないんです。
ヤオイ系って、イマイチ肌に合わないんですよね。
なぜかは、わかりません。
少女期に全く触れなかったことが最大の要因と思われます。
変わった女です。
まあ、京子さんは例外ですから……。
*
そうそう。
10月10日が過ぎましたね。
京子さんの誕生日です。
去年は大騒ぎしたのに、今年は静かです。
母親と弟に祝ってもらいました。
マル太くんからも密かにお祝いメールもらいましたけど……。
今年で大台に乗りましたよ。
何の大台かは敢えて云いませんが――
最近の京子さん、元気がないんですが、原因は多分、この「大台」ですな。
正直、こんなにウツが入るとは思わなかった……。
まあ、個人的な話です。
いずれは通る道だし、いつか通った道だし……。
けど――
ちょっと気になった。
私って、年齢に見合った生き方してるのかなあ?
今日の日本シリーズが仙台で放映されない?
なぜ?
……
……
なぜだ?
……
……
なぜなんだあ!!
……
……
テレ東でやってんの?
残念――
仙台にテレ東系列は入らないんです。
もちろん、テレ東以外、全部入るだけマシですが……。
うーん、東北プロ野球砂漠時代のことを思い出してきたぞ……。