2005/ 4/ 4

　ローマ法王がお亡くなりになったんですって――
　在位、四半世紀――

　大ニュースです。
　少なくとも、カトリックの人たちには大ニュースに違いありません。

　ローマ法王ヨハネ・パウロ2世はポーランドのご出身――
　神学を学んだのは、ナチス・ドイツ占領下の地下組織の神学校というから凄い！

　1978年に第264代ローマ法王に即位――
　イタリア人以外の法王は実に455年ぶりだったとか――

　在位中の外遊は104回、訪れた国は129か国――
　それで「空飛ぶ聖座」の異名も――

　ご自身の戦争体験からでしょうか、特に平和外交に尽力されました――

　ローマ法王は選挙で決まります。
　コンクラーベなる選挙です。

「コンクラーベ」とは「鍵で閉められた場所」という意味だそうです。
　何語でしょう？
　イタリア語でしょうかね。

　コンクラーベは枢機卿と呼ばれる人たちの手で行われます。
　ただし、条件は80歳未満であること――

　80歳以上じゃないのね（笑

　条件をみたす枢機卿は全部で117人だそうです。

　この117人の皆さん、なかなかに大変です。
　部屋にこもり、外部から隔絶され――そんな状態で毎日、選挙するそうですよ。
　次期法王が決まるまで、毎日2回の投票だとか……。

　どうりで80歳以上じゃないわけです。
　体の弱いお爺ちゃん、死んじゃうよ。

　79歳の枢機卿とか、いないのかな？
　京子さん、心配だよ。

　きっと最初は、117人が思い思いに意中の人に投票するんでしょうね。
　そして、段々、絞られていく……。

　詳しくは知りません。
　知ったかぶりだよ京子さん――です

　それにしても――
　壮絶な選挙ですね。

　かなり大変そうです。

　気が狂いそうです。

　　　＊

　きっと誰かがどこかで、もう云ってるとは思いますが――

　でも、お願い――
　云わせて――

　　　＊

　コンクラーベって――

　……

　根くらべ ――なのね。

　……

　いいじゃん！

　思い付いちゃったんだから！

　……っていうか、みんな思い付いたと思うけど！

　しょうがないでしょ！

　京子さん、一旦、思い付くと、どこかで発表するまで気が済まないのさ！

　……

　しっかし、コンクラーベで根くらべ、とはデキ過ぎだ。

　言葉の神様は、相当に冗談がお好きとみゆる。
　しかも、日本語圏でしか通じない冗談が……。

　コンクラーベで根くらべ――

　今晩、夢に出てきそう――

　　　＊

　以上、今日も全然エッチじゃない『京子さん日記』でした！