2005/ 3/10

 先日の『京子さん日記』(3/4)では、いいように壊されていた京子さんでした。

 夢魔のせいです。
 私のせいではありません。

(怒られるかなぁ?)
 って思ったけど、マル太くん、何もいってきませんよ。
 好きにしろってことですかね。

 この静けさが恐かったりする。

 3/4の『京子さん日記』残念ながら、あんまり評判よろしくないので、以後は壊れません。

 しばらくは壊れません。

 よそでは壊れるけど……

 っていうか、自意識過剰?
 ま、たしかに自分の夢の話をしただけですからね。

 それも私の中では、それなりに穏やかな夢……。

 ホントは、もっと過激な夢もみてるんですよ。
 仕事が仕事ですからね。やむを得んでしょう。

 業ですな。

 あるいは、突然、結婚してる――みたいな夢もみるんですよ。
 小学生くらいの子供がいてね、二人くらい――
 上は小6、下は小3みたいな……。

 ……んでもって、ダンナの浮気疑惑に苦しむ……みたいな――

 ありえねえ……。

 現実世界の京子さんなら、即、離婚でございます。

 迷わないと思う。
 二人の子供を連れて、さっさと家を出る――じゃなくて、ダンナを追い出す。
 多分、家は私の持ち家ですから……。

 私、結婚するとしたら、主夫を選ぶと思うんです。
 お人形さんみたいな従順なダンナさん――

 それでもって毎晩、家庭でグ、フ、フ、フ……。

 いけない。
 今日は壊れないんだった。

   *

 先日、電車の中吊り広告に、

 ――浮気は、どうぞ、ご勝手に……。

 みたいな文字が踊ってましたよ。
 週刊誌の宣伝でした。

 とある有名女優さんの発言のようでありますが、中の記事を読んでないので、確たることはいえません。

 で、その発言、
(なんだか、凄く、かっこいい〜!)
 と思いましたよ。
 是非、私も云ってみたい。

 っていうか、云うけれども……。
 それが私の人生目標だけれども……。

 でも、なかなか云えんだろうな……。

 要するに、

 ――どうせ、浮気したって、すぐに戻ってくるんでしょ?

 ってな余裕なんですよね。
 女の余裕――絶対の余裕――

 だって、いくら女に経済力があって、

 ――どうぞ、ご勝手に……。

 とか云ってても、ダンナの浮気が本気になって、本当に離婚に追い込まれれば、そりゃあ屈辱ですからね。
 ある種、負け犬みたいなものですよ。
 いま、はやりのね……。

 意に沿わぬ離婚は屈辱以外のナニモノでもない、と――
 これ、男も同じでしょ?
 一方的に別れ話を切り出されるなんて、あり得ません。
 あってはならんことなんです。少なくとも京子さん人生においては……。

 だから!!
 私の魅力でタップリとダンナを篭絡してやって、骨抜きにしてやって、

 ――たまには下らない女と付き合ってきなさいよ。

 ってな感じで浮気を許す!

 これが理想ですよ。

 もちろん、男の浮気心を認可する気なんぞ、これっぽっちもありませんがね。
 はっきり云って、

  ふざけるな!

 ですよ。

 けど、ま、しょうがない。
 人の心までは縛れませんからね、体は縛れても……。

 ……

 ……

 アホ……。

 アホすぎる。
 そういうところで細かいネタ、使わなくてもいいのに……。

 どうして余計な小技を使うのか……。

 とにかく!!
 いまの私には、

 ――浮気は、どうぞ、ご勝手に……。

 なんて口が避けてもいえません。
 そこまで男を心酔させる自信なんて、ないもの。
 こっちが心酔する可能性なら、多少はありますがね……。

 精進しよう。

 いつか云ってやる。

「どうぞ、ご勝手に……」
 って、云ってやる。

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