2004/ 9/ 7

 嘘かホントか知りませんが、マル太くんは、今年で31歳になるというのに、女の人を好きになるということが、どういうことか、よくわからないんだそうです。

 うっそー!

 ……って感じですが、マル太くんと話をしていると、これはネタじゃないなって気がしてきます。

 マル太くんによると、

  女の人を好きになる:その1 = お人形さんを好きになるように好きになる
  女の人を好きになる:その2 = お友達を好きになるように好きになる

 の2種類しか、わからないんだそうです。

「その1」は、わかりやすいですよね。
 男の人って、平気で、女の子を「お人形さん」扱いにします。
 何で、コンビニに、あんなにたくさん、若い子の水着写真があるのかも、これで説明OKです。

 さすがの堅物マル太くんも、ああいう男の子チックな「女の子好き」と疎遠ではないようですな。
 ……ていうか、ホントはメチャメチャ好きなんですよね。
 きっと……。

 いけません。議論が先走りました。
 もとに戻します。

「その2」も、わかりますよね。
 男の人で、女友達の多い人は、珍しくありません。特に、お姉さんや妹さんがいる人であれば、そういう傾向は強い。
 多分、マル太くんも、そのクチでしょう。妹さん、いますからね。

 ……で、マル太くんの女友達である私にいわせてもらえれば、マル太くんが、私のこと、お友達として「好き」というのは、よくわかりますよ。

 マル太くんは、他の人には、そうでもないのに、私には、色々な話をしてくれます。そして、色々な話をきいてくれます。

 さすがに、これはマル太くん好みの話じゃないだろうって思ったときでも、わりかし、ちゃんと最後まで、話をきいてくれるんですよね。
 だから、私も、マル太くんを、よいお友達だと思っていますが、マル太くんも、多分、私のことを、そう思ってくれていると思います。

 でも、マル太くんは、普通に「女の人を好きになる」ということが、どういうことか、よくわからないというのです。

 ――え? じゃあ、もしかして、マル太くん、男の子が好きなの?

 ……ってわけでもないのは、マル太くんの小説をみれば、わかります。
 基本的に、マル太くんは男好きではないです。

 ……っていうか、男の人、全然、描けないじゃん!

 私が思うにですね、マル太くん、「お人形さんとしての女の子」を意識し過ぎなんですよ、きっと。

 これは、マル太くんが、女のタレントさんとか、女優さんとか、アニメの女の子キャラとかが好き……ってことだけを意味してるんではなくてですね、マル太くんが、小説を書くことで、疑似人格――物語の中の女の人、女の子――を徹底的に追及してきたツケだと思うんですよ。

 物語の中の女性って、結局は、お人形さんでしょう?
 作者の思い通りに動くわけだから……。

 でも、現実の女性は、そうはいきません。
 嫌なことがあれば文句をいい、ひと度、嫌といえばテコでも動かない。

 そればかりか、腹が減っては飯を食い、便意を催せば用足しもする。女だって人間ですから、男の人同様、汚いもんですよ(失礼!)

 多分、マル太くんの中で、自分の思い通りにならない「飯食い・用足し女」は、すべて「お友達」に分類されているんだと思いますね。

 マル太くんだって、実は「女の人を好きになる」ってことが、どういうことか、よくわかっています。
 だって、中学時代、好きな女の子に告白して、ふられたりとか、してるんですもん(笑)

 でも、だんだん、歳をとってきて、どんどん、小説を書くようになって、そういう風に好きになった異性の実体というのが、実は、自分の空想上のキャラクターに過ぎないってことに、マル太くんは、気付いてしまったんですよね。

 だから、普通、男の子が女の子を好きになると、デートに誘ったり、お喋りしたりするわけだけど、マル太くんの場合は、さっさと、小説にしちゃうんですよ。
 つまり、一種の空想の具体化です。

 ある意味、理にかなっていますよね。
 だって、恋愛って、多かれ少なかれ、好きになった相手に、一種の空想を抱くことですから……。

 ……というわけで、マル太くんが、

  女の人を好きになる:その3

 を獲得するには、どうすればよいんでしょうか?

 誰か、妙案、下さい(爆)
 私には、わかりません(笑)

 だって、私自身も、マル太くんと同じように、虚構の世界の住人に馴染み過ぎている人なので、

  男の人を好きになる:その3

 を獲得していない可能性があります(苦笑)

 物語の中の女の人と結婚するか、「お友達レベル」でいいといってくれる女の人を気長に探すか、どっちかしか、ないんじゃありません?

 ちなみに、私は、絶対「お人形さん」のような男の子を探し出して、結婚しますよー!
「お人形さん」っていっても、私は絵描きなので、外見には多くを求めません。自分好みの外見は、自分で描くのが手っ取り早いからです。

 要は、中身が「お人形さん」であれば、それでいいのですよ。

 ふふふ。

 ――っていうか、かなりヤバいな、私……。

 

マル太の返信

 僕は「アニメの女の子キャラ」は、そんなに好きじゃないから……。

 
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