2004/ 8/17
仙台は、ここ数日、かなり涼しくなっています。
世間はオリンピックとかいうイベントに熱く盛り上がっておりますが、私の胸中はいたって涼やかです。
もう、秋だねー……。
という感じ。
そうです。
私は、あんまり、オリンピックには興味ないです。
だって、何やってるんだかわからないんだもん。
あ、野球はわかりますよ。
プロ野球、好きなんで……。
でも、柔道とか、水泳とか、バレーとか、ソフトボールとか、サッカーとか、卓球とか、よく知らないんですよね。
よく知らないのに、興味なんかもてないって。
……ということで、オリンピックが始まってからというもの、私は、TVは消して、ひたすら自分のやりたいことだけを、黙々とやっております。
結構、充実した日々かな。
実は、最近、いままでとは違った毛色のマンガを描こうと格闘中なのです。
私って、小さい頃から、男の子に囲まれて育ったせいか、男の子が喜びそうなHマンガばかりを描いてきたのですが、さすがに、25歳を過ぎたあたりから、それでは進歩がないだろうと思うようになり、色々と試行錯誤するようになりました。
別にエロに関心のある自分を、卑下するつもりはないんだけどね……。
むしろ、「臭い物には蓋」的な発想で、エロを必死に締め出そうとする人こそ、卑下すべきだと思ってます(なんて過激なんだ……)
とはいえ、エロを脇に追いやったはいいとして、じゃあ、今度は何をテーマにしたらいいんじゃらほい……で、悩み中の京子さんです。
うーん。
困った。
よさげなアイディアは幾つも思い付くんだけど、どれもイマイチなんだよなあ。
ぞぞぞって鳥肌がたつような感覚がないというか……。
昔、エロ雑誌の編集をしていた人が、
(エロ雑誌は売れるかどうかが全て。売れないエロ雑誌なんてナンセンスだからね)
と、話していましたよ。
そうです。エロをやっている限り、「どうすればエロいか?」っていう大問題を考えるより「どうすれば売れるか?」っていう小問題を考えるほうが、よっぽど現実的なんです。
そのほうが、よっぽど難しい問題で、地に足がついていて、とても大切なテーマだという気がしたのですよ。
実は、この大問題と小問題とは、互いに強固に結びついているからね。
でも、一旦「エロ」から遠ざかってしまうと、どうすればいいのよ……って感じなんです。
エロのときと同じようなやり方で状況を打開しようと思ったら、例えば「どうすれば面白いか?」を考えるかわりに「どうすれば売れるか?」を考えればいいんだけど、エロから離れてしまったら、「どうすれば売れるか?」を考えたって、全然、答えがわからないんだもーん。
というわけで、掟破りに突入、京子さん。
ついに、禁断の大問題「どうすれば面白いか?」を考えることにしましたよ。
さる偉い作家さんによれば、
――小説なんて、所詮、作家が書きたいように書いて、わかってもらえる人が世の中に二、三千人もいれば、それでいい。
……のだそうですよ。
もちろん、小説とマンガとじゃ違うかもしれませんが、少なくとも「面白い」の基準に絶対はないようですから、自分が面白いと思うことを突き詰めていくしかないですよね。
そんなわけで、京子さん、目下、一生懸命、模索中。
自分が面白いと思うものを突き詰めている最中です。
これが、意外と面白いんだな。
何だか自慰行為に耽ってるみたいなんだけど、結構、頭は使います。
独り善がりって、真剣にやると、かなり知力エネルギーを使うみたいですよ(笑)